今回は、即身仏(ミイラ仏)の全海上人が祀られている観音寺の歴史、拝観、お守り、御朱印情報などをご紹介します。観音寺と即身仏の全海上人について知りたい人は、ぜひ読んでみてください。
即身仏の全海上人(全海法師)の歴史
新潟市阿賀町の全海法師の縁日に行ってきました。全海法師は、湯殿山の行者で貞享四年(1687)に即身仏になった方です。7月8日の日だけに開帳されて、お姿を見ることができます。 pic.twitter.com/HOaU0YPJkD
— 八洲三河守 (@yajiyajimax) July 8, 2017
全海上人(全海法師)の読み方は「ぜんかいしょうにん」です。全海上人は、1602年に現在の阿賀町鹿瀬菱潟の出身で誕生しました。農家の家系でしたが両親の死と27歳の時に妻子が亡くなってしまい、出家することを決心。18年間の修行をして45歳の時に全海の称号を得ました。そしてあらゆる道を85歳になるまで地道に難所を削り開いてきました。
その功績から「激流阿賀改修の祖」と言われたりもしていました。そして1684年に木食行を実施し4年後の1687年に85歳の歳で入定しました。身長は175cmあり当時の身長から体格はかなり大きく、怪力だったそうです。
即身仏の全海上人が祀られる観音寺(菱潟全海堂)の歴史
観音寺(かのうじ)は全海上人の即身仏(ミイラ仏)が祀られています。観音寺境内にある菱潟全海堂(ひがしがたぜんかいどう)に全海上人が祀られています。毎年7月8日には縁日として全海法師大祭(御開帳)が開催されます。菱潟全海堂の参道には四天王と不動明王の仏像が立っており、まわりは木々で囲まれており大自然の中で静かに祀られています。また、本堂近くには六地蔵もあります。
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観音寺(菱潟全海堂)の御朱印
て全海法師大祭(御開帳)時には御朱印を貰うことが可能です。
観音寺(菱潟全海堂)の行き方 新潟県東蒲原郡阿賀町豊実甲寺周辺宿泊地
お寺の名前 | 観音寺(菱潟全海堂) |
住所 | 新潟県東蒲原郡阿賀町豊実甲1779 |
駐車場 | 有り |
境内・緒堂の拝観は無料で誰でも無料で見られます。即身仏の参拝については、7月8日のみ全海法師大祭が開かれ、御開帳されその際に全海上人の即身仏が見られます。
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